“好き方”の細分化

 

趣味として俳優やアイドル、歌手など所謂ゲーノージンを好きになるとき、何を以ってその人を好きになるか。

 

最近はよくこの疑問について考えることがあります。

 

 

アイドルを好きになり、SNSなどで様々なファンをフォローしたり様々なファンの推しに対する捉え方や発言を見たりしているうちに、

自分と似たような観点でそのアイドルを好きになる人がいれば、違った見方でそのアイドルを好きになる人もいることを日々強く感じるようになりました。

特に推させてもらっている生田衣梨奈ちゃんのファンには、性別や年齢層に限らず本当に色々な種類の“好き方”をしている人が多いと常日頃感じている次第でございます。

 

 

わたしが“好き”になるゲーノージンは、自分自身とは容姿、生活、生きる世界線をもかけ離れた、ざっくりと言えば『無い物ねだり』から形成されている人が多いな、と感じます。

 

 

・アイドルである(アイドルという概念)

・顔がイイ人

(細かく言うと、顔のパーツがハッキリしていて鼻筋が高く鼻先が丸くEラインが綺麗な人)

・細くて筋肉質な人

 

今まで興味を示してきたアイドルやモデルを脳内で思い浮かべながら共通点を探すとこういったところが挙がりますね。

 

そして前述の通り、ある1人を好きになっても、その“好き”には様々な種類、ベクトルがあるとわたしは思っているのだが…、これはどういうことか。

 

自分の“好き”をふるいにかけたとき、どんな網目を通って結論に至るのか、と考えてみました。

 

そして大雑把に二段階あると見た。

 

 

第一段階に

・自分と親しみを感じやすい人

・自分にない魅力を持っている人、眩しいと感じる人、憧れ

・成長過程をずっと見てきた人、親目線になってしまう人

・性的に好き(これは異性相手が多いのかな)

・シンプルにガチ恋

 

 

①親しみを感じる

わたしが実際に『親しみを感じやすい』と初期段階で思って好きになる人というのがいなかったので具体的な例を挙げろと言われると難しいのだが…じゃあなぜその分類にしたって話ですが…

空気感がゆったりしていて自分に合って好きだなぁとか

趣味が似ていて話が合うかもとか

(マイナーかもしれないが)よくこの人に似てると言われるので気になって見てみたら好きかもしれない、とか

 

第一印象や好きになる初期の段階で自分との共通点を何かしら感じることで“好き”が生まれることもあると思います。

 

②自分にない魅力、憧れ

もう動機なんて本当に何でもよくて、

自分が一般人で相手がアイドルである時点で眩しいと感じる人とか

顔が好きすぎるとか歌うますぎるとか

地方出身でその人が喋る方言が好きとか(限局←)、逆も然り

自分が歩む人生上、絶対にアイドルとか歌手とかならない職業だし、でも楽しそうだよなぁ。みたいな感情とか

 

手に届かないから手を伸ばしたくなる、という良さが際立つ“好き方”だなと思います。

jealousとは違うfascinatingな羨望というか。

 

③成長過程を見てきた

それこそオーディション受かったアイドルとか読モ育ちのモデルさんとか子役からの俳優とか、長いこと追ってる間に垢抜けたり大人になったりしてるその過程を好きになるタイプですよね。

 

まさに今話題の虹プロ生まれのNiziUとかこれなんじゃないですかね。

 

④性的に好き

恋愛する時に異性に感じる気持ち?なんですかね。異性のアイドルも好きになるけど、あんまりこういう好き方でゲーノージン好きになることないのでわかりませんすみません。←

 

ガチ恋

ガチ恋って、ガチ恋って言いながら好きになるオタクが数多にいすぎて説明が難しいです。爆

その他はガチ恋って感じ!ワラ!

 

 

てなかたちで、じゃあまずそのゲーノージンを好きになったとしましょう。

その次の第二段階をこれから羅列していこうと思う、のだが。

これに関しては抽象的な細分化はできませんでした。

いろいろなオタクたちの“好き”を見て、自分の“好き”がなんなのか考えていくうちに感じてきたものなので、完全に主観的判断です。

付け加えて、第一段階で細分化されたうち、③〜⑤をさらに細分化することは今のわたしにはできませんでした。← 

のでそこは割愛。

 

ご承知おきください。

 

第二段階

・自分の趣味とその人の趣味が合致、その人の趣味が好き

・感性が合う

・人柄の良さマジリスペクト

SNSの使い方が自分の需要に合う

・よく知れば知るほど最初のイメージが良い意味で壊されて素のその人の方が好きだ

・知ろうとするほど不思議な人だ…もっと知りたい…

 

①趣味の合致

これは第一段階であぁこの人とわたし似てるかもと思っていても(上記①)、かけ離れた人間だ…尊(上記②)と思っていても、嬉しいものだと思う。

 

たとえば、

自分がアニメや漫画が好きだった、好きな人もアニメが好きで、好きなアニメも一緒だった。

自分はK-POPが好きだ、好きな人がこのグループが好きと言及していた、韓国グループのダンス動画をSNSで上げてくれた。

 

好きな相手が自分と馬が合いそうな人で趣味まで合ったら余計共通点を感じて“好きッッッ!!!”ってなるし、

自分とかけ離れた遠い存在だと思っていたら実は趣味が合いまくりだったと知ったら、ないと思っていた共通点を感じて“アカン、好き…!!!”となれると思う。

 

今まで本当にど直球でこれ、な人には出会ったことはありませんが、オタクたちの中にはこういう点であの子が好きと言う人もいて、羨ましいなぁと思っています。

 

②感性が合う

感性と趣味ってたぶんほぼ一緒だと思うし文系じゃないのでそこ違うって言われても知らん、って感じなんですが(許して)、

たとえば、着ている服が好きだとか新しくした髪色がわたしも好きな雰囲気だったとか、

よく服を買ってるお店も一緒だったらめっちゃ嬉しいし、その人が着てる服が、持ってはいないけどずっと欲しいと思っていたブランドだったら嬉しい。

この人はきっとこの髪色が似合う、と思っていた髪色にしてたら、“やっぱりそうだよね…!”ってなって嬉しいし、自分が好きでよくする髪色に、好きな人も変えてたら共通点を感じて嬉しくなる。

 

モーニング娘。'20の生田衣梨奈ちゃんにはたまにこれを感じたりして嬉しいと思ったりして。

 

③人柄リスペクト

どんな形で好きになれど、SNSの更新やインタビューなどで垣間見て感じうるその人の人柄に憧れることがある。

真面目で誠実でどんな人にも優しい人だったら、わたしもこの人みたいになりたい。なれるように頑張ろう、と思えることもあるだろうし、

何においてもサッパリしていて人付き合い気にしないしお買い物も悩まない人だったら、その潔さ、好き…!ってなれる気がする。

 

モーニング娘。'20の石田亜佑美ちゃん、です、だし、石田亜佑美ちゃんとそのファンの方の関係ってこれが多い気がして、そういうアイドルとファンの関係って健全で素敵だなと思うしその関係性が羨ましいとずっと思っています。

 

SNSの使い方が好き

まず視聴者側として、それぞれのSNSをどう捉えて、どれが面白いとか、こういうのが見てて楽しいと思うかは、まさに主観によるだろうと思うのですが、

SNSでよく私生活を見せてくれる人、

普段見ることのできないお仕事の裏側だったり本人やグループのメンバーの人柄を見せてくれる人

SNSを通して全世界に自分自身を発信する、SNSを本職の一つとして捉え真っ向に向き合う人

みんな違ってみんないいと思います。SNSなしでは情報発信できないと言っても過言ではない今の時代、SNSの使い方次第で人を寄せ付けることができるのだと思います。

 

わたしが特に好きなのはモーニング娘。'20の譜久村聖ちゃんです。

あの子ほどモーニング娘。のリーダーという役柄と、本人のヤンチャでオヤジっぽいギャグ線のあるお人柄のギャップをSNSで無自覚か否か、伝えられるのは本当にすごい。し、面白い。

 

⑤深く知るほど知るその人の本質

たとえば第一印象で怖そうだとか取っ付きづらいと思われがちな人でも、実はめっちゃ姉御肌で他人のことをよく見ているとか、実はすごく人懐っこくて可愛げのある人だったとか

何も考えていなさそうだけど実は情熱家の負けず嫌いだった、あぁ好きだなぁとか

めちゃくちゃ可愛い顔してるのに性格は大雑把でテキトーだったり、鈍臭くてポンコツだったり、とか、とかとか。

 

掘り下げることが楽しくてしゃーないタイプ。

わたしにとってはこれが池田エライザちゃんです。いま超ブームきてる。彼女の本質を知りたくてしょうがない。

 

⑥不思議な人

知ろうとしてもなかなかにミステリアスで私生活も見えない、その服はその小物はどこで買っているんだ?と本人の持ち物から貰ってるであろう給料がいかほどか逆にわからなくなってくる人…

ハテナばかり浮かぶような相手って、もっと知りたい、って探究心を駆られますよね。

 

私がこう思ってるのはモーニング娘。'20の佐藤優樹ちゃんです。←

 

 

趣味としてゲーノージンを好きになるとき、とことん好きを極めてしまいがちなわたしは、その人の本職や容姿だけでなく、人柄や趣味なども映像やSNS、放つ言葉やその時の表情、書く文章など様々なところから掬い取って知ろうとしがちです。ハッキリ言ってかなり気持ち悪い癖だと思います。←

それを好きな対象の人が知ったら、きっとドン引かれるんだろうなぁという自覚はありながら笑、好きでいさせてもらっている以上その人の頭の先から足の先まで知らせていただきたい。と思ってしまうんダネ。

 

 

という感じで、第二段階については上記だけには収まらないところだとは思いますが。

 

 

そもそもわたしが今回このブログを書いた理由は、

コロナの影響で好きなアイドルであるモーニング娘。さんのライブやリリースイベント、握手会などの会う機会が減り、SNSでしか好きな人たちの情報を知り得ない環境に置かれた今、

“なんで好きだったんだろう。”

と初心に返る時間が増えたから、だと思います。

正直、本当に今は毎週のように行われていた“いつもの”コンサートがなくなってしまい、自分が入っていない公演のレポがTwitterにあがるという“いつものあの感じ”がなくなり、好きという感情が薄れつつあることを、自覚し始めています。

 

そして、その分(夢中になれる時間が減る分)、映画やドラマを見ることが増え、他のモデルだったり海外の俳優女優を見る機会も増えました。

それと同時に自分が今好きなアイドルやモデルを、なぜ好きなのかを、論理立てて考えたくなるタイムが増え、そのなぜを言葉でアウトプットして自分の中で整理させたかったんだと思います。

 

今まで好きになったゲーノージンの中で、“好き方”の細分化が個人的によくわかるなぁと思うのが生田衣梨奈ちゃんと池田エライザちゃんで、

生田衣梨奈ちゃんは、カラコン入れとるんかみたいな黒目の大きさと鼻筋の高さとEラインに、バク転やゴルフもできる腹筋ゴリゴリ6パックという、生まれつきのポテンシャルの高さで『無い物ねだり』的感情から好きになり、97年組7月生まれでザバッとした性格という共通点だけでもっと好きになり(超単純)、でも自分とは趣味がとことん合わず、それでも周りには推しと趣味や価値観が合って握手会の話が弾んで楽しそうだなと思うこともあって…という中で“好き方”の細分化を身をもって感じましたし、

 

池田エライザちゃんに関しては最初はまぁ、おっ○い揺らして男の目引くタイプのww、わたしが苦手なタイプの女だろうなと思っていたけど内心顔がどちゃくそにタイプで、

“でもここで好きになったらそういう目で見てる奴と同類やぞ…!好きになってたまるか…!”

と思っていた背景がありつつ…w

どこかのツイートで見かけた、映画で池田エライザちゃん演じる役の顔面が、自分のそんな斜構な感情を余裕で上回るほどに可愛くて可愛くて、もうその第一印象は完全になくなりました。

(いや本当に本当は男の目を引きたがるタイプの女かもしれない、真相は闇)

彼女についてもやはりfascinatingな感情で好きで、

垂れ目で少し目が離れててパンダさんみたいなおめめとその白目の余白と、鼻筋の高さと鼻先が丸いところと前歯が好きで、あの甘ったるく可愛らしい顔で身長が170cmという身体的ポテンシャルに加え、モデルかと思いきや今や女優業を本業とし、歌謡曲の合う歌声の持ち主で、自分の監督した映画も撮っているというマルチタレントっぷりもあります。(正直、色々持ち合わせすぎてまだそれぞれに対して好きという感情が間に合わないくらいマルチなんですが…)

そして家ではひたすら読書とギター弾き語り、鳥5匹と一緒に住んでいるというかなりのインドアっぷりも、最初のあの印象()からしたらかなりのギャップで本当にたまらんなぁと思います。

あのボディをもって自尊心の塊じゃないはずがない、と思っていました(本当にごめんね)が、自分の納得いくまで極める人で、自分に対して謙遜しがちで、静かな人で、でも騒ぐ時は騒ぐし、サバサバした発言もする人で…

見てて飽きないです。あとは売れてるので探れば探るほど映像やら動画があります。際限ない。楽しい。笑

男女問わず人たらしっぽいところは彼女が芸能界で生き残っていく術なんだろうなと感心しながら見ています。

 

 

といった感じで今回も中身のない、うっすいことを長ったらしく書いてしまいました。おわり。