Lovelys。宮崎梨緒ちゃん。ぽんちよ

 

 

推しが卒業した。 

厳密に言えば、推しがアイドル活動を休止した。

 

宮崎梨緒ちゃん。我が推し。

2023/03/27がLovelysの解散ライブの日となった。

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今まで通り定期的にLovelysに会いに行って、2人のライブを楽しんで、ライブ後の特典会では2人との会話に緊張しながらも楽しんで、Twitterで感想をツイートして…ということが今後できなくなるのか、と、今日が最後と実感したという2人を見ながら痛感し、ボロボロと涙を流した。

ライブが終わった後にお見送りがあって、本人たちと最後の最後にお話しできる機会を設けてくれたのがオタク生活を良い形で締めくくれて大変ありがたかった。

しかし声をかけようとした瞬間、嘘泣きみたいな仕草でガチ泣きをし始めてしまい、2人から何を言われたかも覚えていないし2人に言いたかったはずの言葉も、喉が閉まって言えなかった。流石にキモすぎた。

自分が好きだった人との最期の自分は、ああなってしまうんだな。キモすぎて、2人の前を去った瞬間から冷静になって自分にドン引きした。

 

自分がハロプロのオタクを始めて以来、推しの卒業、というものを初めて経験した。

寂しい 楽しかった 可愛かった 寂しい

心にぽっかり穴が空くとはこういうことかと、2人がステージを去った瞬間からずっと実感させられている。

この寂しさとは単に、推しが表舞台に立たなくなることへのオタク側の寂しさだけではなくて、2人にとってそれぞれがどれだけ大きな存在か、それぞれの生活のどれほどを占めていたか、と、Lovelys 2人の絆や支え合ってきた今までに思いを馳せ、勝手ながら感じる2人の心の内の寂しさでもある。

毎日のように会っていた2人の生活リズムが変わり、今後は会わない日も出てくる。会わなくなるのを想像して、オタクが勝手に泣く。しゃきちゃんの横には、りおちんのツッコミが必要不可欠なのよ……

 

Lovelysのこれまでは、前途多難だったであろう。私がLovelysの現場に通うようになったのは2019年上旬からと浅く、それまでLovelysはさまざまな形態をとってきたことと思う。私の知らない歴史の中で2人は険しい道のりを歩き、時に涙し絶望し辞めたくなることだって少しはあったかもしれない。それでも、当時からLovelysを応援し続けていたファンと共に歩き、オープニングアクトやビラ配り、チケット手売りなどひたむきに活動し、私を含む新たなファンを獲得していった。

ふぁみりーずことLovelysのファンの雰囲気はものすごく穏やかで和やかであたたかいなと、直接お話したことはないけれど、ずっと感じていた。

 

2人を信じてついてきた人たちと信じてくれる人たちをずっと大切にする2人。

 

この長年の関係性は、ハロプロや坂道など大所帯グループでは決して見ることができない、素敵な素敵な関係だなと、東京からひっそりと応援しているオタクとして感じる。

このあたたかく受け入れてくれる環境であったからこそ2人はのびのびとアイドルができたし、しゃきちゃんはのびのびと天然素材のボケを繰り出せた。

このファンの雰囲気作りができたのは2人の人柄あってこそであり、Lovelysにしか持てない武器の一つである。

 

コ□ナがやや明けつつあった2022年、Lovelysは関東にもたくさん遠征してくれた。

彼女たちの活動拠点は主に大阪であるが、夏のアイドルフェスや円盤シングルのリリースイベントと題して数ヶ月に一度の頻度で東京に来てくれた。

個人的に2022年は就職活動に大学の卒業試験や国家試験と常に勉強に追われメンタルフィジカル共に疲弊し切っていた上にアルバイトもできず大阪への遠征も難しかったため、東京に来てくれた2人に会いに行くこと、それ自体が私に幸福と安堵をもたらしてくれた。

改めてLovelysの2人及びアップフロント関西には、多くの関東遠征を決断してもらったことに感謝しかない。

 

今後1人で活動することが決まって自信がなくなった時期があったという八木沙季ちゃんに、「しゃきちゃんならできるよ。」と梨緒ちゃんはずっと力強く声をかけ続けていたそうだ。

きっと梨緒ちゃんは頼もしい声でまっすぐに、しゃきちゃんに伝え続けていたんだろうなと想像がつく。しゃきちゃんのことを誰よりも知る梨緒ちゃんからの励ましは、どんなエナジードリンクよりも効果的だろう。

 

また八木沙季ちゃんから宮崎梨緒ちゃんに、「梨緒ちゃんは他人に優しいから自分を蔑ろにしてしまう。そんなことしなくていいんだよ。」という言葉があった。

 

正にそうだなと思う。オタクもずっとそう思っている。

梨緒ちゃんが誰かに大丈夫だよと安心感を与える側の人間なら、今度は私がそんな梨緒ちゃんに「梨緒ちゃんなら大丈夫。」と声をかけ続ける人になろう。梨緒ちゃんを守りたい、が人間の本能。

オタクとお話してくれる時の優しい声や表情、オタクについて細かいところまで記憶してくれた梨緒ちゃんから話を振ってくれたこと。アイドルと対峙して緊張してしまうオタクな私が心を任せて安心できる存在は、どこを探しても宮崎梨緒ちゃんしかいない。

「アイドルとファンという、一方的にしか言葉をかけられない関係性ではあったけど、私生活のことからりーたんへの直接的な愛まで、私からの言葉を通して、りーたんに間接的に甘えることができていた日々だったのかなと、振り返って感じます。」と、解散が発表された当時りーたんさんに伝えていた。

りお人付き合い苦手やし優しくないで、などと本人は言うかもしれないが、これらの行為ができるのもまた優しさの一種であることを、宮崎梨緒ちゃん本人には是非自覚してほしい。(マジリスペクト)

広い視野と空気が読めるところ(時に読めすぎて遠慮しちゃうこともあるかもしれない…)から出来る周りへの気遣い、これが宮崎梨緒さんの優しさの根底である。

 

今回は宮崎梨緒ちゃんに関しては「アイドルとしては活動休止」であるが、アイドルとはまた別の形で表舞台に立つ可能性を否定はしていないとも捉えられるので、私は、きっといつの日か、りおちんが私たちファンの前に姿を現してくれるんじゃないかという淡い期待を抱きながら、Lovelysのファンとしての活動を終える。